CVSヘルスとは
CVSは1892年創業の米国最大のドラッグストアです。
上場は1952年と過去から生き残っている会社であります。
医療品販売(ドラッグストア、コンビニエンスストア、小規模のクリニック)と医療サービス(薬剤給付管理PBM、処方箋医薬品給付プランPDP)が収益の2本柱となっています。
ターゲットのドラッグストア・診療所や介護施設向けPBMのオムにケア買収等、M&Aを積極的に行い成長している企業です。
1株利益、配当金、FCFはともに強い成長を示してします。
冴えない株価と割安な指標
CVSの成長に対する投資家の疑念がありピークから株価は30%下落しています。
最近でもトランプ政権のヘルスケアに対する支出抑制の懸念があり株価は非常に割安な水準にあります。
ライバルドラッグストアとの競争の激化も株価下落の要因の一つです。
CVSは短期的には政治的な圧力もあり株価が大きく戻ることはないと考えます。しかし長期的には投資家がCVSに対する悲観的な見方を変えることで株価は再上昇すると考えます。
CVSの各種指標は割安を示しています。5年平均のPERに戻るとすれば25%以上の株価上昇も可能な水準です。歴史的な高値水準で推移している現在の米国株式市場でこのような割安な株価の銘柄は少ないです。
現在 | 5年平均 | |
Price/Earnings | 15.7 | 20 |
Price/Book | 2.2 | 2.3 |
Price/Sales | 0.5 | 0.7 |
Price/Cash Flow | 8.3 | 13.9 |
Dividend Yield % | 2.3 | 1.5 |
配当の成長が見込める
株価は短期的に上昇しないとしてもCVSの毎年増加させている配当金を考慮すれば購入するに値する銘柄だと私は考えます。今年は年間2ドルの配当金を予定しており現在の株価から計算すれば2.6%の配当利回りとなり過去5年平均の1.5%を大きく上回る配当を得ることができます。
前期の1株利益は4.9ドルであり今期全く利益の成長がなかったとしても年間2ドルの配当金は40.8%の配当性向であり増配の余地を残しています。
結論
長期投資を考えた場合CVSは非常に魅力的な銘柄だと思います。80ドルを下回る水準で購入すれば配当の成長と長期的な株価の上昇により投資家に利益をもたらすと思います。 私も追加購入検討中の銘柄です。