ジョーカーの資産運用ブログ

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オバマケア存続決定:税制改革は実行できるのか

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どうやらオバマケア代替法案の撤回を決めたそうです。

 

米下院共和党は24日、医療保険制度改革法(オバマケア)を改廃する法案の採決を断念した。法案への支持が不足しているとトランプ大統領およびライアン下院議長が判断したもので、共和党にとってきまりの悪い敗北となった。

  トランプ大統領は前日、議席を失いたくないなら法案を支持せよと共和党議員に迫っていた。共和党首脳部の側近によると、ライアン議長は採決予定時刻の間際にトランプ大統領から電話で要請を受け、採決中止とした。

  ライアン議長は「取り繕うことはしない。われわれには残念な日だ。 だがこれが結末ではない」と語った。

 

  トランプ大統領はホワイトハウスに集まった記者団に対し、可決にはおそらくあと10票が必要だったがそれを確保することができなかったとし、「オバマケアの混乱が爆発した後に、実に素晴らしいヘルスケア法案が得られるだろう」と話した。

  ライアン議長は共和党の形勢立て直しには少し時間がかかるだろうとし、「今後はアジェンダの残りの法案成立に向けた作業に移る。税制改革を進める」とも述べた。

 「米下院共和党、ヘルスケア法案の採決断念-今後は税制改革に軸足 - Bloomberg」より

 

Market Hackではオバマケアのことが結構書いているので参考になります。

 

Market Hack(外国株ひろば Version 2.0):世界のマーケットの情報を発信します - ライブドアブログ

 

トランプ大統領は実行できない大統領になるのか

今回のオバマケア代替法案の撤回について思うことは、「トランプ大統領の法案は議会通らないんじゃない?」ってことです。

投資家が最も関心を持つのは大型減税です。減税では企業の利益が確実に増加するから投資家の取り分も大きくなります。

しかし、今回の撤回を受けて「減税、無理じゃね?」となったわけです。少なくとも期待するような短期間での減税実施は難しいかもしれません。

逆にこんな意見もあります。

 

 <ウェルズ・ファーゴ・アセット・マネジメント(ボストン)のシニアポートフォリオマネジャー、マーガレット・パテル氏>

市場ではトランプ政権が医療保健問題に完全に手足を縛られ、身動きできなくなるのではないかとの懸念が出ていた。医療保健問題がこうした形でクリアされたことで、規制改革や減税などそれほど複雑ではなく実行可能な案件に着手できると、市場では楽観的な見方が出ているのではないか。

これほど複雑で大きな費用が絡む案件が棚上げにされたことはプラス方向の動きのように見える。今後、減税のようにそれほど難しくない案件に歩を進めることができる。

 

 

オバマケアの代替法案は無理だけどそれほど複雑でなく実行可能(?)な税制改革ならやれるということです。(本当かよ!とツッコミたくなりますが。)

まあ、市場は様々な憶測があり予想と実際との差額で株価が動くわけです。

今後の議会でトランプ大統領が仕掛けている法案が通らないことになればトランプ大統領は実行できない大統領となり、減税期待などが織り込まれた株価は下落することになるでしょう。

 

キャッシュポジションを持つ

来月になればトランプ大統領就任3か月となりハネムーン期間は終了します。

フランス大統領選挙も控えているため株価が大きく動く可能性ありです。

今は無理に投資できる資金をすべて投入するのではなくマーケットを見ながらの投資でいいかなと思います。

私は今月、既に米国株購入しているので残りは少し時間を空けて買っていきます。

個別銘柄で下がったやつを買うとかマーケットが大きく下げた時にETFを買うとか考えています。

 

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